歯科スタッフのユニフォーム、これが結構大事です

歯科医院への就職を考える際、給与・休日・社会保険・福利厚生などの条件に加え、最近では「ネイルOKかどうか」も注目されるポイントです。そしてもう一つ、見逃せないのが「ユニフォーム」。

特に歯科衛生士や歯科助手は女性が多い職種。日々身にまとうユニフォームは、働く上でのモチベーションにも直結します。高校生が制服のデザインで志望校を決めることもあるくらいですから…

働く上での服装は意外と大きな決め手になります。

私が勤務していた歯科医院では、受付スタッフのユニフォームを一新し、SNSでその姿を発信したところ、「この制服を着たい!」という理由で応募があったほどです。実際かわいくて人気のあるデザインだったので、制服の力を実感しました。

近年では、企業や医療現場のユニフォーム紹介動画も注目を集めており、「自分がこの制服を着て働く姿」がイメージできることで、応募にもにつながっているようです。

ただし、制服の導入には注意点もあります。新しいユニフォームに変えた歯科医院で、あるスタッフから「私には似合わないから前のままがいい」と相談されたことがありました。実際に、「若い子向けのデザインで着るのが恥ずかしい」と話していたそうです。

ユニフォームは仕事へのモチベーションを左右する重要な要素。だからこそ、デザインだけでなく、スタッフの年齢層や好み、求人での印象、さらには患者さんへの見え方まで考慮する必要があります。

最近はパンツスタイルが主流ですが、ワンピース型を採用している歯科医院もあり、デザインやカラーも多様化しています。ユニフォームは消耗品でもあるため、ほつれや変色は患者さんにもマイナスの印象を与えかねません。

もし新しく導入を検討しているのであれば、スタッフの声も取り入れて、職場の雰囲気が明るくなるような選び方をすると良いでしょう。ユニフォームは、ただの服ではなく、スタッフの心を動かす大切な「仕事道具」のひとつであると言えます。