近年、SNSを活用する歯科医院が増えてきました。TikTok、YouTube、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、LINEなど、多くのSNSが存在し、それぞれ特徴やユーザー層が異なります。

すべてのSNSを活用するのも一つの方法ですが、運用には手間がかかり、更新が負担になることも。

そこで、SNSの目的を明確にし、適切な媒体を選び、効率的に運用することが大切です。

SNSの目的は「採用」と「集患」のこの二つ

歯科医院がSNSを活用する主な目的は、大きく分けて「採用」と「集患」です。今回は「集患」に焦点を当てて解説します。

集患のためのSNS活用術

患者さんに「見てもらう」「伝える」ことで信頼を得るために、ターゲットを明確にして投稿を行います。ターゲットを絞ることで、投稿内容がブレにくくなり、医院のメッセージが伝わりやすくなります。

どのSNSを使うべきか?

それぞれのSNSの特徴を踏まえ、医院のターゲット層に合ったものを選択することが重要です。

  • Instagram(20〜40代女性が中心)
    • ビジュアルが強く、症例写真や医院の雰囲気を伝えるのに最適。
  • TikTok & YouTube(若年層向け)
    • 動画メインで、エンタメ性が求められる。歯科治療の豆知識や医院の日常を楽しく伝えるのに向いている。
  • Facebook(30代以上、特に40〜50代が多い)
    • 医院のストーリーや地域の情報発信に活用可能。
  • LINE(既存患者向け)
    • 予約リマインドやリピート促進、キャンペーン案内に有効。
  • Googleビジネスプロフィール(GBP)
    • 検索時に最も目立つ場所。投稿や写真の継続的な更新が必要。

すべてのSNSを運用するのが難しい場合は、ターゲット層に合わせて「選択と集中」が大切です。

継続的な投稿が成功のカギ

SNSは継続的に運用することに意味があります。ターゲット層を明確にし、選んだSNSで定期的に発信していきましょう。

投稿担当者の決め方

SNS運用は、得意とするスタッフに担当してもらうのがベスト。

ただし、一人のスタッフだけに負担がかかりすぎると続かないので、

  • 投稿ネタを皆で考える
  • 無理のない投稿スケジュールを立てる

といった工夫も必要です。中には、顔だしNGのスタッフもいますから配慮も必要ですね。

SNS運用は医院全体で取り組むもの。どのような目的で投稿するのか、スタッフ全員で共有し、協力しながら進めていきましょう!