はじめに:WEB活用で院長先生が直面する「ジレンマ」
「もっと医院の良さを知ってほしいが、どこまで書いていいのか判断に迷う」 多くの院長先生と対話する中で、必ずと言っていいほど直面するのが、「医療広告ガイドライン」とWEB活用のあり方です。
SNSやWEBマーケティングが加速し、AIによって「それらしい文章」が溢れる今、患者さんはこれまで以上に「信頼できる情報」をシビアに探しています。しかし、歯科医院には厳格な掲載ルールがあり、他業界のような自由な宣伝はできません。
今回は、ガイドラインを遵守しながら、いかにしてデジタル上で「医院の体温(信頼)」を伝え、選ばれるクリニックへと繋げていくか。その本質的なアプローチを整理します。
なぜ「患者さんの声」の掲載は難しいのか
今のWEB活用において、最も注意すべきは「患者さんの主観的な体験談(感想)」の扱いです。 厚生労働省のガイドラインでは、患者さんの状態や治療内容には個人差があるため、誤認を招く恐れのある体験談を広告(ホームページを含む)に掲載することは原則として禁止されています。
たとえ善意でいただいたアンケートであっても、そのまま掲載することは、医院にとって大きなコンプライアンスリスクになり得ます。
では、患者さんの信頼を得るための「体温」は、どこで表現すべきなのでしょうか。
「結果」ではなく「プロセス」を可視化する
Googleなどの検索エンジンが今、最も評価しているのは「その医院にしかない一次情報」です。感想(結果)を載せられないのであれば、そこに至るまでの「誠実なプロセス(事実)」を徹底的に可視化することをお勧めします。
1. 「カウンセリングの仕組み」の具体化
「親切な対応でした」という感想の代わりに、貴院が「どのような手順で、どのようなツール(iTeroやデジタルレントゲンなど)を用い、何分かけて説明を行っているか」を事実に基づいて詳細に記載します。 客観的なプロセスの公開は、患者さんの「安心感」に直結します。
2. 「よくある質問(Q&A)」を専門的知見で深掘りする
日々の診療で院長先生が実際に受けた質問に対し、医学的根拠(エビデンス)を持って回答するページを充実させます。「先生ならどう答えるか」という生の声は、AIには作れない最高の専門的コンテンツとなります。
3. 現場の「研鑽の事実」を共有する
スタッフの勉強会の様子や、衛生管理の具体的なルーティンなど、医院が当たり前に取り組んでいる「質を高めるための日常」を発信します。これは主観的な感想ではなく、医院の「姿勢」という事実の共有です。
デジタル化の本質は「誠実さの再現」にある
最新のWEBツールやDX(デジタルトランスフォーメーション)を導入することだけが、デジタル化ではありません。
真のWEB活用とは、院長先生がチェアサイドで患者さんと向き合っている時の「アナログな誠実さ」を、正しく、歪みなくデジタル上に再現することにあります。
「うちの医院の良さは、来てもらえればわかる」 そう自負されている先生こそ、WEB上の「情報量」ではなく、その「情報の質と誠実さ」に目を向けてみてください。ルールを守り、正しく情報公開を続けている医院は、結果として賢明な患者さんから選ばれ続けることになります。
おわりに:共に「正しい発信」を考えるパートナーとして
医療広告ガイドラインの解釈は難しく、日々の診療でお忙しい院長先生がすべてを把握するのは容易ではありません。
私たちディー・プラス・エスは、コンプライアンスを遵守しながら、先生の想いと専門性が正しく届く「体温のあるWEB活用」をサポートいたします。「何が書けて、何がリスクになるのか」に迷った際は、ぜひご相談ください。
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