求人票の「交通費」表記、ちゃんと統一されていますか?
求人情報を放置するとどうなるの?
ある歯科医院で、求人サイトの運用代行をしていたときの話です。院長先生は、できるだけ細かく求人情報を登録しようと、各サイトに詳細な応募要項を入力しました。しかし、日々の診療や経営に追われる中で、求人サイトの管理にまで手が回らなくなり、気がつけば登録したまま放置されている状態に…。
その結果、医院の採用方針が変わっていても、古い情報がそのまま掲載され続けてしまいました。特に問題となったのが「交通費」の表記です。
サイトごとにバラバラな「交通費」の表記
この歯科医院では、複数の求人サイトを利用していましたが、交通費の表記がサイトごとに違っていました。
- Aサイト:交通費「全額支給」
- Bサイト:交通費「上限〇〇円まで支給」
- Cサイト:Bサイトとは異なる上限額で支給
このような状態で放置されると、求職者はどの情報が正しいのか分からず混乱します。応募しても「話が違う」となり、医院への不信感につながることも…。
交通費は法律で決まっていない!?
意外と知られていませんが、交通費の支給は法律で義務付けられていません。支給額や支給方法、上限額などは、医院が定める就業規則や雇用契約書に記載されるものであり、自由に決められるんです。そのため、求人票には正しく統一された情報を掲載することがとても大切です。
求人情報は定期的に見直そう!
この歯科医院では、求人サイトを精査し、管理を続けるサイトを厳選しました。そして、選んだサイトの求人情報を一から作り直し、現状に即した正しい情報に更新。さらに、どのような人材を採用したいのか、院長先生と相談しながらターゲットを明確にする作業も行いました。
結果、求職者にとって分かりやすい求人情報になり、応募率の向上にもつながりました。
まとめ
求人情報を放置すると、情報が古くなり、求職者に誤解を与えるリスクがあります。特に「交通費」のようにサイトごとに表記が異なりやすい項目は要注意!
- 求人情報は定期的に見直すことが大切!
- 採用の方針が変わったらすぐに更新を!
- サイトごとの表記を統一して、求職者を混乱させないように!
求人サイトの運用は、一度登録して終わりではありません。医院の状況も日々変わっていくもの。求職者にとって分かりやすく、医院にとっても最適な求人票を維持するために、定期的なメンテナンスを心がけましょう!