歯科矯正の広告は要注意!医療広告ガイドラインに違反しないためのポイント

歯科矯正を提供する歯科医院にとって、ホームページやSNSでの情報発信はとても重要です。しかし、医療広告ガイドライン に違反すると、行政指導を受けたり、罰則の対象になることもあります。

本コラムでは、歯科矯正の広告に関するルールをわかりやすく解説し、ガイドラインを守りながら適切に情報発信する方法をご紹介します。


1. 歯科矯正の広告で注意すべきポイント

① ビフォーアフター写真の掲載は禁止

矯正治療では、治療前後の写真を見せることで、効果を伝えたいと考える先生も多いでしょう。しかし、ビフォーアフター写真は医療広告ガイドラインで禁止 されています。

❌ NG例:

  • 「この治療で歯並びがここまで改善しました!」
  • 「短期間でここまでキレイに!」

✅ OKな表現例:

  • 「矯正治療は、歯を少しずつ動かして理想的な歯並びを目指す治療です。」
  • 「治療計画は、患者様ごとに異なります。」

代替案として、イラストや模式図を活用すると良いと思います。


② 体験談・口コミの掲載は禁止

患者さんの声を紹介すると信頼性が上がるように思えますが、体験談や口コミを広告に使用することはNG です。

❌ NG例:

  • 「○○先生の矯正治療で人生が変わりました!」
  • 「痛みもなく、すぐに歯並びが良くなりました!」

口コミや体験談を載せる場合、医院が関与しない「口コミサイト」や「Googleマップのレビュー」 であれば問題はありません。


③ 「必ず治る」「確実に改善」などの断定的表現は禁止

矯正治療の効果には個人差があります。そのため、「確実に歯並びが良くなる」「100%満足できる」などの表現は誤解を招くため禁止 されています。

❌ NG例:

  • 「短期間で確実にキレイな歯並びに!」
  • 「必ず理想の歯並びになります!」

✅ OKな表現例:

  • 「矯正治療の効果には個人差があります。」
  • 「患者様の状態に応じて適切な治療方法をご提案します。」

④ 治療費の「最安値保証」「割引キャンペーン」は禁止

医療広告では、料金の安さを強調するような表現は禁止されています。

❌ NG例:

  • 「今なら○○%OFF!」
  • 「地域最安値!」

✅ OKな表現例:

  • 「矯正治療の費用は〇〇円(税込)です。」
  • 「治療費用の詳細については、カウンセリング時にご案内します。」

2. 適切な広告表現で安全に情報発信する方法

医療広告ガイドラインに違反せずに、効果的な情報発信を行うには、以下のポイントを意識しましょう。

① 診療内容を具体的に説明する

「当院ではワイヤー矯正、マウスピース矯正を行っています。」など、客観的な診療情報を伝えることが重要 です。

② イラストや図を活用する

症例写真の代わりに、イラストや模式図を使って治療の流れを説明 すると、視覚的にわかりやすくなります。

③ 治療のリスクや副作用も伝える

「矯正治療は歯の移動に伴い痛みや違和感が生じる場合があります。」といった注意点も明記しましょう。

④ 院内で症例写真を見せながら説明する

広告ではビフォーアフター写真を使えませんが、医院内で患者さんに直接説明する場合はOK です。


3. まとめ:ルールを守って正しく情報発信!

歯科矯正の広告では、以下のポイントを押さえておきましょう。

ビフォーアフター写真や体験談はNG
「必ず治る」などの断定表現は避ける
価格の割引や最安値保証は広告で使えない
イラストや文章を活用して適切に治療情報を伝える

医療広告ガイドラインを守りながら、適切な情報発信を行いましょう!


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