「歯医者さんって、たくさんあってどこに行けばいいのかわからない」
そんな声を耳にしたことはありませんか?実は私も、知り合いや家族から「どこかおススメの歯医者さん、知らない?」と聞かれることがよくあります。
最近では、ネットで「●●市 歯医者 おススメ」と検索して探す方も多いようです。ですが、いざ行ってみると、
- 先生が怖かった
- 抜きたくないのに「抜くしかない」としか言われず、不安になった
- 検査ばかりでなかなか治療が始まらない
そんな経験から、また別の歯医者さんを探す…いわゆる“歯医者ジプシー”になっている患者さんも少なくありません。
年齢によって「求めている歯医者像」に違いはありますが、共通しているのは「自分に合った、信頼できる歯医者さんを見つけたい」という思いです。
ご年配の方が求めるのは「寄り添ってくれる歯医者さん」
特にご年配の方は、「抜歯」という言葉に敏感です。
「抜きましょう」とだけ言われると、「この先生、ちょっと怖いな」「本当に抜かないといけないのかな」と不安になってしまいます。
また、検査が続いたり、予約が取りづらかったりすると「もう少し話を聞いてくれる先生がいい」と、別の歯科医院を探すことになります。
こうした方々が参考にしているのは、実際にその歯科医院に行ったことのある方の口コミです。
「先生がやさしかったよ」
「スタッフの方が親切だった」
「ちゃんと話を聞いてくれた」
治療内容の良し悪しというよりも、“人”としてどうだったかが判断基準になっているようです。
若い世代は「タイパ」と「ネットの情報」がカギ
一方、若者は“タイムパフォーマンス(タイパ)”を重視します。
- 通いやすい場所にある
- 予約が取りやすい
- スムーズに治療が進む
といった点が、歯科医院選びの重要なポイントになっています。
また、参考にしているのはネット上の口コミや、公式サイトの情報です。
たとえば、「口コミが多い」「評価が高い」「雰囲気が良さそう」などの視点で、どこへ行くかを判断しているようです。
通いたくなる歯科医院とは?
年齢に関わらず、共通して求めているのは「信頼できて、通いたくなる歯医者さん」です。
そのためには、治療だけでなく、医院全体の雰囲気やスタッフの対応、空間づくりも大切なポイントです。
▼ディー・プラス・エスでは、そんな医院づくりのヒントも発信しています
👉 通いたくなる・働きたくなる空間づくり
結局、みんな「おススメの歯医者さん」を探している
ご年配の方も、若者も、アプローチや基準は違っても、共通しているのは「おススメの歯医者さんが知りたい」という思い。
そして、その「おススメ」が誰からの情報かによって信頼度が変わるのです。
- ご年配の方は、顔の見える知人からの紹介
- 若者は、ネット上での情報と口コミ
私たちが歯科医院をサポートするうえでも、「初診患者を増やすには」という視点を持つことが重要です。そのためには、こうした患者さんの行動や心理を深く理解し、「誰に・どんな情報を・どのように届けるか」を丁寧に設計していく必要があります。
単に集客するのではなく、“この歯医者さんなら行ってみたい”と思ってもらえる情報発信が求められているのです。