入職して6ヵ月、仕事にも慣れてきた頃に沸く不満

入職してあっという間に6ヵ月。仕事にも少しずつ慣れ、気持ちにも余裕が出てくる頃です。

先日、久しぶりにお会いした歯科衛生士さんに「最近どうですか?」と声をかけたところ、笑顔で「楽しく仕事ができています」と答えてくれました。しかし、話を続けるうちに、ふと本音がこぼれました。

現場のリアル!新人スタッフの負担になりがちな片づけ

「帰りの片づけで、先輩スタッフが何もせずに喋っていて、私ひとりで片づけをしているんです…。」

この話を聞いて、実際はどうなのか他のスタッフにも確認してみました。すると、「自分が担当している場所を片づける」というルールになっているとのこと。でも、新人さんは「全体の片づけをしないといけない」と思い込んでしまい、負担を感じていたのです。

こうした「なんとなくのルール」は、新人スタッフにとって一番のストレスになりがちです。場合によっては、負担が大きくなりすぎて退職の原因にもなりかねません。

ルールを明確にすることの重要性

この解決策は、業務の流れを明確にすることです。求人票やマニュアルの中に「1日の流れ」として、出勤から退勤までの動きを記載し、朝の準備や診療後の片づけについても具体的に書いて明文化しましょう。

また、片づけの分担を明確にすることで、一人だけが負担を感じることを防ぐことができます。「なんとなく、これが新人の仕事」という曖昧な状態ではなく、誰がどの業務を担当するのかを決めておくことが大切です。

みんなが気持ちよく働ける職場づくり

一人の負担が大きくなると、モチベーションの低下や最悪の場合、退職につながることもあります。特に新人スタッフにとっては、職場の環境が働きやすいかどうかは大きなポイントです。

片づけの分担を公平にし、チーム全体で気持ちよく働ける環境をつくることで、スタッフ全員が安心して働ける職場になります。

皆さんの医院では、退勤前の片づけ、どうしていますか?ぜひ一度、振り返ってみてください。