ゴールデンウィークは“気持ちの切り替えタイミング”
春に入職した新人スタッフにとって、4月下旬から始まるゴールデンウィークは、初めての長期休暇です。緊張感に包まれて走り抜けた入職直後の1ヶ月。ようやく一息つけるこの連休は、心の糸が緩むタイミングでもあります。
学生時代の友人と久しぶりに再会したり、実家に帰省して家族と過ごしたり。「仕事どう?」と聞かれて、自分の近況を話す中で、ふとしたきっかけから不安が芽生えることも少なくありません。
他人と比べてしまうのは自然なこと
「友人はもっと残業が少ないらしい」「あっちの職場は教育体制がしっかりしてるみたい」…そんな話を聞くと、自分の環境に疑問を感じ始めることがあります。よく言われる“隣の芝生は青く見える”現象ですね。
これは新人スタッフに限らず、誰もが経験すること。ただ、新人さんはまだ職場にも人間関係にも慣れていないため、感じた違和感を言葉にできずに飲み込んでしまうことが多いのです。
ゴールデンウィーク明けに起きる「変化」はサインかも
「連休明けから、なんだか表情が暗い気がする…」
「ちょっとしたミスが増えたような…」
そんな風に感じたら、それはもしかすると「ここで続けていけるかな…」という心の揺れのサインかもしれません。
実際、私が以前勤務していた歯科医院でも、ゴールデンウィーク明けに「辞めようか悩んでます」と打ち明けてくれたスタッフがいました。連休中、友人たちと話す中で、自分の働き方に違和感を覚えたそうです。
職場ができるサポートとは?
この時期に大切なのは、新人スタッフが感じる「ちょっとしたモヤモヤ」に気づける環境づくり。まだ、入職して間もないのでわからないことだらけのスタッフは、目の前の事を覚えるのに必死に取り組んでいます。ただ、気持ちに余裕ができれば、疑問や不安に襲われることだってあるのです。その気持ちに気づけずにいることで、溝はさらに深まりますし、他のスタッフのネガティブな発言が決め手になったりもします。また、新人スタッフと、教育しているスタッフの間で認識のズレがあるだけでも不安につながったりもします。では、そのようなことにならない為にはどういたらいいのでしょうか。
たとえば、ゴールデンウィーク明けに個人面談の時間を設けて、現状の悩みや不安を聞いたり、今後のスキルアップの方向性を一緒に考えたりするだけでも、スタッフの安心感につながるので時間を作ってみてはいかがでしょうか。不安なことばかりに目を向けず、今後の自分の取り組み方を一緒に考えてサポートしてあげることが大切だと思います。
“辞めたい”を“もう少し頑張ろう”に変えるために
新人スタッフの離職を防ぐには、気持ちの変化に早めに気づき、声をかけることが何よりの対策です。「頑張ってるね」「いつでも話してね」というちょっとした言葉の積み重ねが、スタッフの信頼と安心を育てます。
数ある歯科医院の中から、先生の医院を選んで応募してきてくれた新人スタッフです。そのご縁を大切にしながら、採用した責任をしっかりと受け止め、今後の成長を、現場全体でしっかりと支えていける体制を整えることが大切だと思います。
ゴールデンウィーク明けは、実はスタッフケアのチャンスです。新人さんが安心して前向きに働ける職場づくりを、意識してみてはいかがでしょうか?
ディー・プラス・エス株式会社からのご提案
新人スタッフが安心して働ける職場づくりには、「仕組み」と「関係性」の両方が必要です。
ディー・プラス・エス株式会社では、歯科医院さま向けに
- 新人研修・教育サポート
- スタッフ向け個別ヒアリング
- 定着支援のための面談フォーマットや導入アドバイス
など、現場に寄り添ったサポートをご提供しています。
歯科医院さまのWEB支援だけでなく、新人スタッフの教育や職場環境づくりのご相談も多くいただきます。WEBや集患対策だけではなく、「人が辞めない医院づくり」も、私たちの大切な役割のひとつです。
「最近スタッフの表情がちょっと気になる」「今後の研修体制を整えていきたい」など、小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。