ある日突然の「1か月後に退職したい」

顧問先の歯科医院で、スタッフから「1か月後に退職したい。有給を消化して退職日をさかのぼりたい」という急な申し出がありました。
有給消化を含めると、実際に勤務できる期間はさらに短くなり、医院にとっては大きな痛手です。
院長先生も他のスタッフも事前に相談を受けておらず、まさに寝耳に水の出来事。
「日にちまで相談もなしに決められてしまい、とても混乱している」と院長先生も驚かれていました。

突然の退職はどの職場でも起こりうる

このように急な退職の申し出は、歯科医院に限らず、どの職場でも起こりうることです。
医院側からすると「なぜもっと早く相談してくれなかったのか」と思う場面ですが、現場では珍しくないケースでもあります。

採用活動は時間がかかる

歯科衛生士や助手の採用は、応募から入職まで平均して2〜3か月程度が目安です。
在職中の応募者の場合は引き継ぎなどもあり、さらに時間がかかることもあります。
つまり、1か月後の退職に備えて求人を始めても、本来は間に合わないケースが多いのです。

すぐに求人を開始

院長先生から「彼女が辞めるまで1か月ないんだけど、求人お願いできる?」とご依頼をいただきました。
契約は2か月間で採用までを担う形です。
ヒアリングを行い、すぐに求人票を作成・公開。すると嬉しいことに、公開直後に8名から応募がありました。

面接と採用までの流れ

応募者の履歴書を確認し、院長先生と相談の上で7名を面接に進めました。
院長先生は「面接で聞いてはいけない質問がよくわからない」と不安を口にされていたため、事前に打ち合わせを実施。
面接では私が同席し、院長先生が確認したい内容を代わりに質問しながら、応募者の話を引き出す流れを作りました。

その結果、応募者の中から先生の希望に合致する人材と出会うことができ、無事採用に至りました。

採用代行で医院の負担を軽減|歯科医院での急な退職はどこでも起こりうる

今回のケースのように、突然の退職申し出は決して珍しいことではありません。
重要なのは、早めに採用活動を開始できる体制を整えておくことです。

ディー・プラス・エスでは、このように

  • 院長先生ヒアリング
  • 求人票の作成
  • 応募者の基本情報の確認
  • 応募職種・雇用形態の確認
  • 経歴・スキルの確認
  • 志望動機・応募理由の整理
  • 条件面の確認
  • 医院に合う人物像かの検討
  • 面接に進めるかどうかの判断
  • 面接に進める場合の次のステップ
  • 面接調整
  • 面接同席・質問サポート
  • 採用決定までの伴走

といった採用代行の運用を行っています。
急な退職で慌てないためにも、日頃から「採用の仕組み」を外部に委託する体制を整えておくことが、医院の安心につながります。