最近、歯科衛生士さんや歯科助手さんが「まずは見学だけしたいのですが…」とお問い合わせくださるケースが増えてきました。
応募の前に職場の雰囲気を見てみたい、自分に合っているか確かめたい、というお気持ちからのご希望が多いようです。
一方で、院長先生からは「見学だけで終わるのは時間がもったいないのでは?」といったご意見も聞かれます。確かに、履歴書も持たずに見学だけして帰られると、「ひやかしなのかな?」と思ってしまうお気持ちも理解できます。
でも、見学を希望される方も、わざわざ時間を作って来院されるわけですから、「興味がある」「働いてみたいけれど不安がある」という前向きな気持ちの表れではないでしょうか。
実はこの「事前見学」、医院側にもメリットがあります。
たとえば…
- ミスマッチを防ぎ、早期離職のリスクを減らせる
- 見学中の態度やマナーで、その方の人柄が垣間見える
- 見学後に応募されなくても、医院の雰囲気を知ってもらう良いPRになる
実際、全く入職意思のない方が見学に来る可能性は低く、多くの方は「本当は働きたいけど不安がある」という状態だと思います。
もし見学希望の連絡があったら、事前に「見学時間は30分程度です」とお伝えするのもおすすめです。
その中で「この方、ぜひ応募してほしい!」と思える方には丁寧な対応を。逆に少し心配な印象の方には、スタッフ対応とするなど、メリハリをつけてもよいかもしれません。
見学対応は、必ずしも院長先生が対応しなくてもOK。手が空いているスタッフにお願いし、見学後に印象を共有しておくことで、もし後に応募があったときの参考になります。
「まずは見学から」という希望があったときは、ぜひ柔軟に、前向きにご対応いただければと思います。それが良いご縁につながるかもしれません。
ディー・プラス・エスでは、こうした求職者対応のご相談も随時お受けしています。歯科医院の採用活動にお悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。