歯科医院の採用戦略|年間採用カレンダーで考える人材確保
新年あけましておめでとうございます。
歯科医院の採用・運営支援を行っている、ディー・プラス・エス株式会社です。
新しい年を迎え、先生方も心新たに医院経営と向き合われていることと存じます。
1月に入り、世の中の「ヒトの動き」が大きく変わり始めていることをご存知でしょうか。
一般的な求人市場の動向を見ると、1月は年間の採用活動において最も重要な「起点」とされています。
今回は、一般的な求人市場の傾向を踏まえながら、
歯科医院の採用戦略として一年を通してどのようにスタッフ採用を考えるべきか、
「採用戦略カレンダー」という視点で解説します。
1.なぜ「1月」が重要なのか?
求人市場データから見える現実
求人市場全体では、人手不足による売り手市場(求職者優位)の状況が依然として続いています。
特に、歯科衛生士・歯科助手・受付といった専門性や対人スキルが求められる職種では、その傾向が顕著です。
その中で、1月が重要とされる理由は大きく2つあります。
■ 求職者の動きが一気に活発化する
4月からの新年度を見据え、
「心機一転、新しい環境で働きたい」
と考える人が、転職活動を本格的にスタートするのが1月です。
実際には、2月〜3月にかけて活動のピークを迎えます。
■ 求人数も急増し、競争が激化する
求職者の動きに合わせて、医院側の求人も一斉に増えます。
つまり1月は、
「良い人材に出会えるチャンス」であると同時に、
「ライバル医院が最も多い時期」でもあるのです。
2.歯科医院のための「年間採用戦略カレンダー」
一般的な求人市場では、
1月・10月が活発期、5月・12月が閑散期と言われています。
この流れを踏まえ、歯科医院ではどのように動くべきでしょうか。
【1月〜3月】最重要・即戦力獲得期
市場の動き
求職者の動きが一年で最も活発になる時期です。
医院の戦略
この時期は、まさにスピード勝負です。
4月入社を希望する層は、条件や印象の良い医院から早々に決まっていきます。
- 求人原稿を見直し、
医院の雰囲気・強み・教育体制・働き方を明確に伝える - 応募が来たら、できる限り早くレスポンスし、面接につなげる
「応募は来るが決まらない」場合、情報の伝え方に原因があるケースも少なくありません。
【4月〜6月】新体制定着&「五月病」対策期
市場の動き
4月入社組が落ち着き、GW前後までは求職者の動きが一時的に鈍ります。
医院の戦略
この時期は、新規採用よりも
「入社したスタッフを定着させること」が最優先です。
一方で、GW明け以降は
「入社してみたが、思っていた環境と違った」
という理由で再び転職を考える層が動き出すタイミングでもあります。
欠員がある場合は、この層を視野に入れた採用も検討できます。
【7月〜9月】秋採用に向けた準備期
市場の動き
夏季休暇前後で全体の動きは緩やかになりますが、
水面下では「秋以降の転職」を考え始める人がいます。
医院の戦略
この時期は、採用のための“種まき”期間です。
- 採用ページの内容を最新の状態に更新する
- 医院の日常や雰囲気が伝わる情報発信を行う
「いざ募集したときに、安心して応募してもらえる状態」を整えておくことが重要です。
【10月〜12月】第2の山場&次年度計画期
市場の動き
10月は下半期スタートや、冬の賞与を見据えた転職により、再び動きが活発になります。
一方、12月に入ると年末の繁忙期や賞与待ちで、動きは一気に落ち着きます。
医院の戦略
年内入社を目指す場合は、10月〜11月が実質的なラストチャンスです。
12月は無理に動かず、翌年1月に向けた採用計画の見直しに時間を使うのが賢明です。
3.これからの採用は「通年採用」が前提に
近年の求人市場では、
「欠員が出てから募集する」のではなく、
年間を通して募集を出し続ける「通年採用」が主流になりつつあります。
歯科業界でも、
- 急な退職への備え
- 良い人材との偶然の出会い
という点から、求人窓口を常に開けておくことの重要性が高まっています。
特に、経験豊富な歯科衛生士や受付などのハイキャリア層は、
時期を選ばず慎重に転職先を探す傾向があります。
だからこそ、「いつでも応募できる状態」をつくっておくことが大切です。
まとめ:採用は「波を読む」経営戦略
求人市場の波は、ある程度予測ができます。
今はまさに、採用のゴールデンタイムの入口です。
3月になってから慌てるのではなく、
1月の今、動き出すことが4月の安心につながります。
「今の求人内容で本当に大丈夫だろうか」
「自院の魅力が、求職者に伝わっているのか不安」
そんなときは、ぜひディー・プラス・エス株式会社にご相談ください。
市場動向を踏まえながら、貴院の魅力が正しく伝わる採用設計をサポートいたします。
本年も、先生の医院の発展と、素晴らしい人材との出会いを心より応援しております。