歯科衛生士 採用 若手とベテランどちらを選ぶべき?医院経営での考え方
先日、ある歯科医院の先生からご相談を受けました。
「若い経験浅めの歯科衛生士と、経験豊富なベテラン歯科衛生士の二人から応募があったんだけど、どちらを採用したらいいかな。」というお悩みです。歯科衛生士さんの採用が難しい中で贅沢なお悩みですよね。
若手の歯科衛生士を採用するメリット・デメリット
20代の若手歯科衛生士は、吸収が早く柔軟に医院のカラーに染まりやすいのが大きなメリットです。
一方で、結婚や出産などライフイベントと重なりやすい時期でもあり、長期的に勤務を続けてもらうには配慮が必要になります。
ベテランの歯科衛生士を採用するメリット・デメリット
15年以上の経験を持つベテラン衛生士は、臨床経験が豊富で、即戦力として医院に貢献できる点が大きな強みです。
ただし、これまでの勤務先でのやり方が身についているため、新しい環境に馴染むまでに時間がかかる場合もあります。
採用で意識したい「年齢層のバランス」
どちらが正解、ということはありませんが、スタッフの年齢層を分散させることはリスクヘッジになります。
同世代ばかりが集まると、ライフイベントが重なり、一度に複数人が退職・産休に入るといったケースもあります。
あえて世代を分けて採用することで、チーム全体の安定性を高めることができます。
最後に
もちろん、一番大切なのは、応募者の「人柄」や「医院との相性」です。
年齢や経験だけで判断せず、医院の方針に共感して一緒に成長していける方かどうかを見極めることが、結果的に長く働いてもらえる採用につながると思います。