歯科医院ホームページにおける「スタッフ紹介」の今

歯科医院のホームページでよく見かける「スタッフ紹介」ページ。かつては、患者さんとの信頼関係や安心感を築くために欠かせないコンテンツとされてきました。しかし最近では、スタッフ全員を顔写真付き・実名で紹介している歯科医院は、以前ほど多くありません。

実際のホームページを見てみると、

  • 歯科医師のみを紹介している
  • 顔写真をイラストに置き換えている
  • 名前は苗字のみ、または役職のみの表記
  • 全員ではなく一部のスタッフのみを掲載している など、スタッフの個人情報を守るための工夫が増えてきています。

なぜ、スタッフ紹介は重視されてきたのか

これまでスタッフ紹介が重視されてきた背景には、明確な理由があります。

患者さんにとっては、 「どんな先生が診てくれるのか」 「どんなスタッフが対応してくれるのか」 といった不安を、事前に解消できることが来院のハードルを下げてきました。

また求人面においても、応募者が抱える大きな不安要素のひとつが“人間関係”です。実際に働いているスタッフの雰囲気や表情を知ることで、「ここなら安心して働けそう」と感じ、応募につながるケースも少なくありません。

こうした理由から、スタッフ紹介は長年「歯科医院ホームページの必須要素」とされてきました。

変わりつつある“公表すること”の価値観

時代の変化とともに価値観も変わり始めています。

SNSの普及や個人情報への意識の高まりにより、 「顔写真や名前をインターネット上で公表すること」 そのものに抵抗を感じるスタッフも増えています。

その結果、 スタッフ紹介=顔写真+フルネーム という形が、本当に今の時代に合っているのか、見直されるようになってきました。

歯科医師は“顔”として、スタッフは“雰囲気”として

歯科医院のホームページにおいて、院長・歯科医師の情報は、今後も非常に重要な役割を持ち続けます。

歯科医師としてのスキルや経験、 治療に対する考え方、 患者さんへの想い、 医院としての方向性。

これらを丁寧に言葉で伝えることで、患者さんは「ここで診てもらいたい」という選択がしやすくなります。求人においても、院長の想いに共感し、「この先生のもとで働きたい」と感じることは、応募の大きな後押しになります。

一方で、スタッフについては必ずしも“個人を紹介すること”が最適解とは限りません。

例えば、

  • 診療中やミーティング中の自然な様子
  • 院内で連携して働いている雰囲気
  • 患者さんと接している後ろ姿

こうした「働いている空気感」が伝わる写真だけでも、患者さんや求職者に十分な安心感を与えることができます。

ホームページは“時代に合わせて更新していく”

歯科医院ホームページのスタッフ紹介は、必ずしも「全員を顔出し・実名で掲載する」必要はありません。

医院の考え方やスタッフ構成、地域性、採用状況によって、

  • どこまで情報を出すのか
  • 何を伝え、何をあえて出さないのか を見直すことは、これからの医院運営においてとても重要です。

時代の変化とともに、 デザインも、言葉も、公表する情報もアップデートしていく。

スタッフを守りながら、患者さんと求職者に“安心”を届ける。 そのバランスを考えることが、これからの歯科医院ホームページに求められているのかもしれません。


ホームページのスタッフ紹介だけに限らず、以前は当たり前だったことが、今も最適とは限りません。

ディー・プラス・エス株式会社では、 歯科医院の想いや時代背景を踏まえたホームページ改善・運用サポートを行っています。

「今のホームページが、今の医院に合っているか」 そんな視点で見直したい先生方は、ぜひ一度ご相談ください。