長年勤めるスタッフがいる歯科医院の強み
お付き合いのある歯科医院には、60歳を超えてなお勤務を続ける歯科助手さんがいらっしゃいます。すでに20年以上も勤めており、勤務時間や体制は変化しているものの、今も現役で患者さんと向き合っています。受付にも50代後半のスタッフが在籍しており、医院のドアを開けると、まるで時間が止まっているかのような医院内です。
院長先生も高齢ですが、最近、後継の先生が決まり、少しずつ医院の体制を変えていこうとしています。この歯科医院は、「変わらない顔ぶれ」があるからこそ、患者さんにとって安心感があり、信頼が積み重なってきているので、そこは大切にしていきたいと後継の先生が話てくださいました。
高齢スタッフの「役割」をどう考えるか
長年、勤務している歯科助手の方は、「院長先生が引退するまでは、しっかり務めていきたい」と言っていて、とても前向きな方です。ただ、現実問題として、今後のことを考えると体制を変えていく必要があると後継の先生と話しています。
体制が変わっていくことは新しく覚える仕事が増え、それはストレスになると思います。先生と相談をして、一気に体制を変えるのではなく、少しずつ変えていくことにしました。また、無理なく働ける体制を整え、今後も元気に勤務してもらいたいとも仰ってました。
情報発信をどう変えていくか
この歯科医院はホームページを設けていません。なので、先ずはホームページを作成していくことからスタートすることにしました。近年、厚生労働省の医療広告ガイドラインや法的規制により、医療機関のホームページは医院紹介では済まされなくなっています。
- 自由診療と保険診療の区分の明記
- 施設基準や加算に関する掲示情報
- 医療広告として不適切とならない表現の遵守
これらを整えないと、違反とみなされる可能性もあります。つまり、患者さんに安心を届けるためにも、法的リスクを避けるためにも、ホームページ整備は欠かせない要素になってきています。
診療の予約は電話のみの対応でしたが、今後はWEB予約を導入し、患者さんが予約を取りやすくしていくことや、決まった患者さんだけでなく、歯科医院の新たな強みを発信して新患を呼び込む方向で動いていくことを先生と打ち合わせしました。
当社がお手伝いできること
今回ご紹介した歯科医院でも、これまでホームページが存在せず「患者さんへの情報提供」が課題となっていました。そこで、当社がホームページ制作を請け負うことになり、医療広告ガイドラインを遵守しながら医院の魅力を正しく発信していけるようにお手伝いさせていただきます。
ディー・プラス・エス株式会社では、単にホームページを作るだけでなく、先生方の歯科医院の強みや歴史を患者さんに伝えつつ、現場の声もしっかり聞いて、次世代への継承につながる情報発信をサポートしています。