先日、顧問先の歯科医院様を定期訪問した際、受付スタッフさんから困った様子で相談を受けました。
「Googleマップの撮影が必要だという電話が何度もかかってくるんですが、これって本当なんでしょうか…?」
代わりに電話に出てみると、相手は開口一番「あなたはどういう立場の人ですか?院長先生ですか?」と高圧的な態度。私がWeb担当である旨を伝え、用件を詳しく聞くと、驚くような言葉が返ってきました。
「来年からGoogleマップが3D対応になります。そのため、建物の撮影(実地調査)に伺わなければなりません」
結論から申し上げます。これは完全な虚偽です。
なぜ「3D対応のための撮影」が不要なのか
Googleマップの3D表示は、Googleが保有する航空写真や衛星データをAIで解析して自動生成されています。業者がカメラを持って地上から撮影しても、Googleマップのシステムに反映されることはありません。
そもそも、Googleマップには既に3D表示機能が実装されており、ユーザー側の設定でいつでも切り替え可能です。「来年から始まる新サービス」ではありません。
また、Googleが個別の店舗や医院に対して「撮影させてほしい」と電話をかけてくることは絶対にありません。ストリートビューの撮影車も、事前許可なく公道を走行して撮影しています。
業者の本当の狙いとは
彼らはGoogleとは無関係の営業会社です。「Google公式」「マップの仕様変更」といったもっともらしい言葉で不安を煽り、最終的には以下のような契約を迫ります。
- 相場より著しく高額なストリートビュー撮影代行
- 「これをやらないとマップから消える」と脅すMEO対策の月額契約
- Webサイト改修費用や保守契約
- 高額なリース契約(Wi-Fi機器など)
一度「撮影」を許可して院内に入れてしまうと、強引な営業トークで断りづらい状況を作られるリスクがあります。
不審な電話がかかってきたときの対処法
「Googleマップの仕様が変わる」「撮影が必要」といった電話には、以下のように対応してください。
1. その場で判断しない
「Web担当会社に任せているので、そちらに連絡してください」と伝えましょう。具体的な業者名があることを伝えると、多くの営業電話はそれ以上踏み込めなくなります。
2. アポイントを取らない
「院長が不在です」「必要ありません」とはっきり伝えて、電話を切って構いません。
3. 相手の情報を確認する
社名・担当者名・連絡先を聞いてみてください。曖昧な返答や名乗りたがらない場合は、ほぼ間違いなく悪質な営業です。
4. 証拠を求める
「Googleの公式サイトのどこに『個別撮影が必要』と書いてありますか?該当するヘルプページのURLをメールで送ってください」と言ってみてください。これだけで、二度とかかってこなくなるケースがほとんどです。
私たちがサポートします
先生方は日々の診療に集中すべき貴重な時間をお持ちです。こうした不審な営業電話に振り回される必要はありません。
少しでも「怪しいな」と感じる電話や訪問があった際は、遠慮なく私たちディー・プラス・エスにご相談ください。Webのプロとして、先生方の医院を悪質な勧誘からしっかりとお守りします。
まとめ:この電話は無視して大丈夫です
- Googleマップの3D表示に個別の建物撮影は不要
- Googleが電話で撮影依頼をすることは100%ない
- 「来年から対応」は嘘。3D表示は既に実装済み
- 目的は高額契約の押し売り
先生やスタッフ様の大切な時間を守るためにも、自信を持ってお断りください。困ったときは、いつでもご相談をお待ちしております。